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絲竹空まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:絲竹空(しちくくう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE23)
  • 英名:Sizhukong (TE23)


取穴(位置・取り方)

  • 顔面部、眉毛の外端の陥凹部に取る。
  • 目を閉じた状態で眉毛の外端を探ると、骨の縁に小さなくぼみが触れる。
  • 攅竹(BL2)の外方に相当し、瞳子髎(GB1)の上方に位置する。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 清頭明目:頭部の熱を鎮め、目の働きを改善する。
  • 止痛:側頭部や眼周囲の痛みを和らげる。
  • 通絡:経絡の通りを良くして眼精疲労やまぶたのけいれんを改善する。


主な適応

  • 頭痛(特に側頭部や眼周囲の痛み)。
  • 眼精疲労、充血、視力低下。
  • まぶたのけいれん、眼瞼下垂。
  • 顔面神経麻痺。
  • 目の周囲の腫れやむくみ。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:皮膚に沿って眉の外側方向へ水平に刺入。
  • 刺入深さ:0.3〜0.5寸(約5〜10mm)。眼球方向への深刺は禁忌。
  • 灸法:灸はあまり行わないが、眼精疲労に知熱灸を軽く応用する場合もある。
  • 注意点:眼窩に近いため、刺鍼方向を誤ると危険。必ず骨に沿って刺す。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

和髎まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:和髎(わりょう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE22)
  • 英名:Heliao (TE22)


取穴(位置・取り方)

  • 側頭部、もみあげの後方、耳介の付け根の前方、浅側頭動脈の後方。
  • 触診すると、側頭筋の筋腹上にあたり圧痛を感じやすい部位。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 清頭明目:頭部の熱や風邪による症状を鎮め、目や頭をすっきりさせる。
  • 疏風止痛:外風による頭痛・偏頭痛を鎮める。
  • 耳目を利する:耳鳴り・難聴・目のかすみに応用される。


主な適応

  • 偏頭痛、側頭部痛、頭重感。
  • 耳鳴り、難聴、中耳炎。
  • 目の充血、流涙、かすみ目。
  • 顔面神経麻痺、側頭部のけいれん。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:頭皮に沿って水平に、やや後方または上方へ。
  • 刺入深さ:0.3〜0.5寸(約10〜15mm)。
  • 灸法:灸はあまり用いられないが、温灸を軽く用いることはある。
  • 注意点:血管が比較的多いため、刺鍼後は止血を確認する。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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角孫まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:角孫(かくそん)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE20)
  • 英名:Jiaosun (TE20)


取穴(位置・取り方)

  • 頭部、耳尖の直上方、側頭部にある。
  • 耳介の最上端(耳尖)を基準とし、その真上の頭皮上に取穴する。
  • 触診で頭皮にやや柔らかい陥凹を感じる部位に一致することが多い。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 清頭明目:頭部の熱や上昇する邪気を清め、目や頭の症状を改善。
  • 疏風止痛:風邪や外風による頭痛・耳痛を鎮める。
  • 耳目を利する:耳鳴り・難聴・視覚のかすみなどに有効。


主な適応

  • 頭痛、偏頭痛、頭重感。
  • 耳鳴り、難聴、中耳炎。
  • 目の充血、かすみ目、めまい。
  • 側頭部の緊張感、ストレス性の頭痛。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:頭皮に沿って水平に刺入。
  • 刺入深さ:0.3〜0.5寸(約10〜15mm)。
  • 灸法:温灸よりも鍼の方が適するが、知熱灸を軽く用いることもある。
  • 注意点:頭皮は血管が多いため、刺鍼後の止血をしっかり行う。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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顱息まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:顱息(ろそく)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE19)
  • 英名:Luxi (TE19)


取穴(位置・取り方)

  • 耳の後方、乳様突起の直上で、翳風(TE17)角孫(TE20)を結ぶ曲線の下2/3の点に取る。
  • 耳尖の後ろ、頭側に向かう弧線上にある。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)



主な適応

  • 頭痛(特に偏頭痛)。
  • 耳鳴・耳聾。
  • 小児のけいれん・驚風。
  • 不眠・精神不安。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:頭皮に沿って斜刺。
  • 刺入深さ:0.3〜0.5寸(約10〜15mm)。
  • 注意点:頭皮部位のため、浅刺で十分な得気を得ることを重視。
  • 灸法:頭痛や耳鳴には温灸も応用可。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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瘈脈まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:瘈脈(けいみゃく)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE18)
  • 英名:Qimai (TE18)


取穴(位置・取り方)

  • 耳の後方、乳様突起の中央で、翳風(TE17)角孫(TE20)を結ぶ曲線の下1/3の点に取る。
  • 耳介の後縁に沿った陥凹部に位置する。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)



主な適応

  • 耳鳴・難聴。
  • 中耳炎・外耳炎。
  • 耳下腺炎(おたふく風邪)。
  • 頭痛(特に側頭部)。
  • 顔面神経麻痺。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:耳介後縁に沿って直刺、または斜刺。
  • 刺入深さ:0.3〜0.5寸(約10〜15mm)。
  • 注意点:深刺は避け、耳後部の血管や神経を損傷しないようにする。
  • 灸法:耳鳴・耳痛には温灸も応用できる。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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天髎まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:天髎(てんりょう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE15)
  • 英名:Tianliao (TE15)


取穴(位置・取り方)

  • 肩上部、肩井(GB21)曲垣(SI13)を結ぶ線の中点付近で、肩甲上角の高さに取る。
  • 肩関節をやや外転させると陥凹が明瞭になり、取穴が容易になる。
  • 胸郭の上部と肩の境界にある位置で、頸部から肩への移行部にあたる。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 疏風解表:外感風邪の頭項部症状を和らげる。
  • 理気止痛:肩部・項部の痛みや緊張を緩和する。
  • 通絡活血:経絡の滞りを改善し、血流促進を図る。


主な適応

  • 肩こり、僧帽筋の緊張。
  • 肩関節周囲炎(五十肩)。
  • 頸部痛、項強。
  • 咳嗽、気管支炎。
  • リンパ節腫脹。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:斜めに肩甲骨方向、または直刺。
  • 刺入深さ:0.3〜0.5寸(約10〜15mm)。
  • 注意点:深刺すると肺尖部に達する危険があるため、必ず浅刺を基本とする。
  • 灸法:肩こりや風邪による項背部のこわばりに温灸を用いる。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション

  • 天髎(TE15)は、肩こりや項背部の緊張に用いられる重要な経穴です。特に僧帽筋の過緊張やストレス性肩こりに応用されます。
  • 肩こり・項背部のこわばり:天髎(TE15)+肩井(GB21)風池(GB20)
  • 肩関節周囲炎:天髎(TE15)+臑会(TE13)肩髃(LI15)天宗(SI11)
  • 風邪による項背部のこわばり:天髎(TE15)+大椎(GV14)風門(BL12)
  • 臨床的には、肩こり・風邪症状・呼吸器疾患にまたがって応用され、肩部と胸郭の境界で「気の停滞を解き放つ」穴として知られています。


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臑会まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:臑会(じゅえ)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE13)
  • 英名:Nao Hui (TE13)


取穴(位置・取り方)



解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 疏経活絡:少陽経の経絡を疏通し、肩や上腕の経筋病に有効とされる。
  • 消腫散結:局所の腫脹や結節(瘰癧・腫瘍など)に応用される。
  • 通絡止痛:肩関節や上腕部の疼痛、運動障害の改善を図る。


主な適応

  • 肩関節周囲炎(五十肩)。
  • 上腕部の疼痛・麻痺。
  • 瘰癧(頸部リンパ節腫大)。
  • 上肢の運動障害や挙上困難。
  • 耳鳴り・難聴など少陽経関連症状。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:直刺または肩関節方向へ斜刺。
  • 刺入深さ:0.5〜1.0寸(約15〜25mm)。
  • 注意点:橈骨神経に近いため、強い放散痛がある場合は直ちに抜鍼する。
  • 灸法:局所の冷えや慢性の肩関節障害に応用可能。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション

  • 臑会(TE13)は、肩関節の動きを改善する重要な経穴で、特に肩の外転制限や上肢の挙上困難に応用されます。
  • 肩関節周囲炎(五十肩):臑会(TE13)+肩髃(LI15)臑兪(SI10)天宗(SI11)
  • 上腕痛・麻痺:臑会(TE13)+清冷淵(TE11)曲池(LI11)
  • 瘰癧・腫脹:臑会(TE13)+天容(SI17)翳風(TE17)
  • 経穴名の「会」には「集まる」「会合する」という意味があり、少陽経と手陽明経の気が交わる要所として、肩・上腕部の経絡病に幅広く応用されます。


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消濼まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:消濼(しょうれき)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE12)
  • 英名:Xiaoluo (TE12)


取穴(位置・取り方)

  • 上腕後外側、肘頭と肩峰を結ぶ線上で、肘頭の上方約5寸に取る。
  • 清冷淵(TE11)臑会(TE13)のほぼ中点に位置する。
  • 上腕三頭筋の外側頭上にある圧痛点を指標とすると取りやすい。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 疏風清熱:少陽経の風熱を散じ、炎症や腫脹を鎮める。
  • 通絡止痛:上腕部や肘関節の痛みを改善する。
  • 利関節:肩・肘関節の運動障害や拘縮に応用。


主な適応

  • 上腕・肘の疼痛や腫脹。
  • テニス肘、肘関節炎。
  • 肩関節の可動制限。
  • 瘰癧(リンパ節腫脹)。
  • 頭痛、耳鳴り、発熱などの少陽病。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:直刺またはやや斜めに刺入。
  • 刺入深さ:0.5〜1.0寸(約15〜25mm)。
  • 注意点:橈骨神経に近いため、強い放散痛があれば速やかに抜鍼。
  • 灸法:慢性の筋緊張や冷えを伴う関節障害に応用可能。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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清冷淵まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:清冷淵(せいれいえん)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE11)
  • 英名:Qinglengyuan (TE11)


取穴(位置・取り方)

  • 上腕後側、肘頭と肩峰を結ぶ線上で、肘頭の上方2寸に取る。
  • 三焦経の流注に沿い、上腕の長頭三頭筋と外側頭の間に位置する。
  • 触診すると、肘関節を軽く曲げた時にできる陥凹を指標に取りやすい。


解剖(近接構造)

  • 表層:皮膚、皮下組織。
  • 筋肉:上腕三頭筋の外側頭と長頭の間。
  • 神経:橈骨神経
  • 血管:上腕深動脈の枝。


東洋医学的作用(要点)

  • 清熱消腫:少陽経に停滞する熱や炎症を鎮める。
  • 疏通経絡:経絡の気血を通じさせ、腕の運動障害や麻痺を改善する。
  • 鎮痛作用:局所の痛みや圧痛に対応する。


主な適応

  • 肘関節痛、腫脹。
  • 上腕・肩の運動障害。
  • 頸肩腕症候群。
  • 耳鳴り、耳聾、偏頭痛。
  • 発熱性疾患(少陽経の熱証)。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:直刺または上腕骨に向けてやや斜刺。
  • 刺入深さ:0.5〜1.5寸(約15〜40mm)。
  • 注意点:橈骨神経に近いため、放散痛が強い場合は速やかに抜鍼する。
  • 灸法:冷えや慢性の関節炎に有効。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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四瀆まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:四瀆(しとく)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE9)
  • 英名:Sidu (TE9)


取穴(位置・取り方)



解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 疏経活絡:経絡を通じさせ、腕や肩の動きを改善する。
  • 消腫散結:関節の腫れや局所のしこりを軽減する。
  • 清熱作用:少陽経の熱を散じ、炎症性疾患に対応する。


主な適応

  • 上肢の疼痛、麻痺、しびれ。
  • 肘関節や肩関節の可動制限。
  • 頸肩腕症候群。
  • 耳鳴り、難聴(少陽経の経絡病に関連)。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:直刺、または尺側へやや斜刺。
  • 刺入深さ:0.5〜1寸(約15〜25mm)。
  • 注意点:橈骨神経走行に近いので、強い放散痛を生じた場合は抜鍼する。
  • 灸法:慢性的な上肢の疲労・冷え・神経痛に有効。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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三陽絡まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:三陽絡(さんようらく)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE8)
  • 英名:Sanyangluo (TE8)


取穴(位置・取り方)

  • 前腕後側、陽池(TE4)と肘頭を結ぶ線上、陽池の上方4寸に取る。
  • 尺骨と橈骨の間、前腕背側中央やや橈側に位置する。
  • 指を背屈させると腱の走行が浮き出て取りやすい。


解剖(近接構造)



東洋医学的作用(要点)

  • 疏経活絡:経絡を通じさせ、手・腕の疼痛や麻痺を和らげる。
  • 止痛作用:特に上肢の経絡性疼痛に適する。
  • 調気作用:三焦経を通じ、全身の気血循環を助ける。


主な適応

  • 上肢の神経痛、麻痺、しびれ。
  • 肘関節痛、前腕痛。
  • 偏頭痛、頸項部のこわばり。
  • 耳鳴り、難聴(経絡走行との関連)。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:直刺または少し橈側へ斜刺。
  • 刺入深さ:0.5〜1寸(約15〜25mm)。
  • 注意点:神経走行に近いため、強い放散痛が出た場合はすぐに抜鍼する。
  • 灸法:慢性的な上肢の痺れ・冷えには温灸を用いる。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


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翳風まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:翳風(えいふう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE17)
  • 英名:Yifeng (TE17)


取穴(位置・取り方)

  • 耳介後方、乳様突起下端前方の陥凹に取る。
  • 耳たぶのすぐ後ろに位置し、開口時に陥凹が明らかになるため、開口して取穴すると分かりやすい。
  • 耳疾患や顔面神経麻痺の施術に際して、臨床的に頻用される部位。


解剖(近接構造)



東洋医学的機能(古典的記載)

  • 耳を開通:耳鳴、難聴、耳閉塞感に用いられた。
  • 風邪を散じる:外風による顔面麻痺や痙攣の調整に応用された。
  • 経気を通調:三焦経と胆経が交わる部位として、耳・顔面の気血をめぐらせるとされた。


古典的応用例

  • 耳疾患:耳鳴、難聴、中耳炎、耳閉。
  • 顔面神経麻痺(口眼喎斜)。
  • 歯痛、顎関節痛。
  • 咽喉の腫痛、扁桃腺炎。
  • めまい、頭痛。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方向:直刺または前方に向けてやや斜刺。
  • 刺入深度:0.5〜1.0寸。
  • 注意点:顔面神経の走行部位にあたるため、過度な刺激は避ける。
  • 灸法:耳疾患や麻痺に対して、艾炷灸や温灸が記載されている。

※本まとめは古典的記載をもとにした教育的資料です。実際の施術は必ず有資格者の判断のもとで行ってください。



禁忌・注意

  • 顔面神経が近いため、深刺・強刺を避ける。
  • 耳下腺炎や局所の炎症がある場合は施術を控える。
  • 耳疾患への応用時は清潔保持を徹底する。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

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耳門まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:耳門(じもん/じもん)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE21)
  • 英名:Ermen (TE21)


取穴(位置・取り方)

  • 耳珠(耳の前の小突起)のやや前方で、下顎関節突起の後縁、耳前部の陥凹に取る。
  • 口を開けると陥凹が明らかになるので、開口時に取穴する。
  • 聴宮(SI19)聴会(GB2)と隣接し、「耳の三要穴」と呼ばれる。


解剖(近接構造)

  • 表層:皮膚、皮下組織。
  • 筋肉:咬筋前縁。
  • 神経:顔面神経の枝、耳介側頭神経。
  • 血管:浅側頭動脈の枝。
  • 構造物:直下に下顎関節突起が位置する。


東洋医学的機能(古典的記載)

  • 耳を開通:耳鳴、難聴、耳閉塞に用いられた。
  • 経気を通調:三焦経の要穴として耳周囲の気血の流れを整えるとされた。
  • 局所鎮痛:顎関節周囲の痛みを和らげる目的で応用された。


古典的応用例

  • 耳鳴、難聴、中耳炎。
  • 耳の充満感や閉塞感。
  • 顎関節痛、開口障害。
  • 頭痛、側頭部痛。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方向:直刺またはやや後上方への斜刺。
  • 刺入深度:0.3〜0.5寸。
  • 注意点:下顎関節突起の直上にあるため、開口時に取穴し、刺鍼は深刺を避ける。
  • 灸法:耳鳴や難聴に対し、古典的に灸が応用された例がある。

※本まとめは古典的記載をもとにした教育的資料です。実際の施術は必ず有資格者の判断のもとで行ってください。



禁忌・注意

  • 顎関節に近接するため、強刺激や深刺は避ける。
  • 局所の感染や炎症がある場合は施術を控える。
  • 刺鍼時の清潔保持を徹底する。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

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肩髎まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:肩髎(けんりょう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE14)
  • 英名:Jianliao (TE14)


取穴(位置・取り方)

  • 肩関節外側部、肩峰外端と上腕骨大結節の間の陥凹部に取る。
  • 肩髃(LI15)とほぼ同じ高さに位置し、肩を外転すると明確にくぼみが現れる。
  • 肩関節の運動障害や局所の疼痛に応用される要穴。


解剖(近接構造)



東洋医学的機能(要点・古典的記載)

  • 舒筋活絡:筋肉・経絡を通じさせ、肩関節のこわばりを緩和する。
  • 祛風散寒:肩背部の風寒湿による疼痛や拘急を散らすとされた。
  • 利関節止痛:肩関節の痛みや運動障害に応用される要穴とされる。


古典的応用例

  • 肩関節疾患:肩背部の強直、挙上困難。『鍼灸甲乙経』に肩背の拘急・痛みに用いるとの記載。
  • 上肢疾患:腕の挙上障害やしびれ。
  • 風湿痺:肩部の風寒湿による痛み・運動制限に応用された。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方法:直刺または斜刺、0.8〜1.2寸。
  • 古典的記載:肩関節痛や挙上困難に有効とされた。
  • 灸法:局所の冷えや慢性肩痛に温灸が行われた。

※本記事は古典文献に基づく参考まとめであり、現代医学的効果を保証するものではありません。刺鍼の際は肩関節包や神経・血管の走行に注意が必要です。



禁忌・注意(参考)

  • 過度の深刺は神経・血管や関節包を損傷する可能性がある。
  • 急性炎症期には過度な刺激を避ける。
  • 高齢者や体力の弱い方には軽刺激を基本とする。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

天牖まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:天牖(てんゆう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE16)
  • 英名:Tianyou (TE16)


取穴(位置・取り方)

  • 頸部、顎角の後方で下顎角の高さ、胸鎖乳突筋の後縁に取る。
  • 天容(SI17)の後方に位置し、下顎角の後下方の凹みを指標とする。
  • 咽喉や耳に関連する症状に対して古典的に用いられた。


解剖(近接構造)



東洋医学的機能(要点・古典的記載)

  • 利咽開音:咽喉腫痛や発声障害に対して用いられた。
  • 理気散結:頸項部の気滞や腫脹を調整するとされた。
  • 安神作用:古典では精神を安定させる作用も述べられている。


古典的応用例

  • 咽喉疾患:咽喉腫痛、扁桃炎様症状、発声困難。
  • 耳疾患:耳鳴、耳聾、耳の腫脹。
  • 頸項部疾患:頸部の腫脹や瘰癧(古典的リンパ節腫脹の記載)。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方法:0.5〜0.8寸、直刺または斜刺。
  • 古典的記載:咽喉腫痛や耳鳴に応用されたとされる。
  • 灸法:隔物灸や温灸も記録されている。

※本記事は古典文献に基づく教育的まとめであり、現代医療の効果を保証するものではありません。大血管・神経が近いため、刺鍼は必ず国家資格を持つ専門家のもとで行ってください。



禁忌・注意(参考)

  • 内頸動脈・頸静脈球が近接するため、深刺は危険。
  • 頸部リンパ節に腫脹がある場合は特に注意が必要。
  • 誤刺による重大なリスクがあるため、未熟者の施術は厳禁。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

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会宗まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:会宗(えそう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE7)
  • 英名:Huizong (TE7)


取穴(位置・取り方)

  • 前腕後外側、尺骨の橈側縁、陽池(TE4)から上方3寸に取る。
  • 尺骨と橈骨の間で、前腕の骨間にある筋肉の上を探ると取りやすい。


解剖(近接構造)



東洋医学的機能(要点・古典的記載)

  • 通絡止痛:経絡の流れを整えて疼痛を和らげる目的で用いられた。
  • 清熱作用:少陽経に停滞した熱を調整するために応用された。
  • 利関節:手や腕の関節の動きを助けるとされた。


古典的応用例

  • 手や腕の痛み:特に橈側や尺側にかけての疼痛・しびれに対して改善を図る目的で用いられた。
  • 偏頭痛:三焦経の流注に沿った頭痛や片側性の痛みに応用された。
  • 耳鳴・難聴:耳疾患に関連して用いられることがあった。
  • 上肢の麻痺・不随中風後の手腕の運動障害に有効とされた。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方法:直刺 0.5〜1寸。
  • 古典的記載:経絡上の痛みや麻痺に対して刺鍼されたと伝えられている。
  • 灸法:慢性的な腕の痛みやしびれに灸が加えられることもあった。

※本記事は古典文献を基にした教育的まとめであり、現代医療の効果を保証するものではありません。実際の施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。



禁忌・注意(参考)

  • 深刺しによって橈骨神経を損傷する可能性があるため注意する。
  • 局所の炎症や腫脹時には過度な刺激を避ける。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

天井まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:天井(てんせい)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE10)、合穴、土穴
  • 英名:Tianjing (TE10)


取穴(位置・取り方)

  • 肘頭の上方1寸、上腕三頭筋腱の尺側の陥凹部に取る。
  • 肘を曲げた状態で肘頭の頂点をとり、その上方に指を滑らせて陥凹を探す。


解剖(近接構造)



東洋医学的機能(要点・古典的記載)

  • 清熱解毒:体内の熱や毒をさます目的で応用された。
  • 通絡止痛:肘や上肢の経絡の滞りを調整するために用いられた。
  • 疏風利関節:風邪や湿による関節の不利を改善するとされた。


古典的応用例

  • 頭痛・偏頭痛:頭部の熱や痛みに対して用いられた。
  • 咽喉腫痛:のどの腫れや炎症に対して改善を図る目的で選穴された。
  • 上肢の麻痺・震え中風後の手の麻痺や震えに応用された。
  • 癲癇:発作性のけいれん症状に対して用いられた記載がある。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方法:直刺 0.5〜1寸。
  • 古典的記載:肘関節や咽喉疾患、痙攣性疾患に対して刺鍼が行われた。
  • 灸法:慢性的な肘痛や麻痺に灸を併用することもあった。

※本記事は古典文献を基にした教育的まとめであり、現代医療の効果を保証するものではありません。実際の施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。



禁忌・注意(参考)

  • 深刺しで橈骨神経を損傷する危険があるため注意する。
  • 強い刺激は局所の炎症や腫脹を悪化させる恐れがあるため控える。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

支溝まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:支溝(しこう)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE6)、経穴の経火穴
  • 英名:Zhigou (TE6)


取穴(位置・取り方)

  • 前腕背側、手関節背横紋の上3寸、橈骨と尺骨の骨間に取る。
  • 前腕背側中央のやや橈側よりを指で押さえ、手首から肘までを12等分したうちの3寸に相当する。


解剖(近接構造)



東洋医学的機能(要点・古典的記載)

  • 疏泄気機:三焦経を通じて気機の流れを調整する作用があるとされた。
  • 清熱利湿:湿熱を去り、便秘や肋脇の熱証に応用された。
  • 通絡止痛:手や腕の経絡の滞りによる痛みの改善を図る目的で用いられた。


古典的応用例

  • 便秘:特に実証性の便秘に用いられ、有効とされた。
  • 肋間痛・脇肋の張り:胸脇苦満や肋間痛に対して改善を図る目的で選穴された。
  • 耳疾患:耳鳴りや難聴に対して応用された。
  • 上肢痛:肩腕や手関節の痛みに用いられた。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方法:直刺 0.5〜1寸。
  • 古典的記載:便秘や胸脇部の熱証に対して刺鍼が行われた。
  • 灸法:必要に応じて施灸が加えられた。

※本記事は古典文献を基にした教育的まとめであり、現代医療の効果を保証するものではありません。実際の施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。



禁忌・注意(参考)

  • 深刺しすぎると橈骨神経の損傷を起こす恐れがあるため注意する。
  • 痩せた人では骨に近接するため、浅めの刺鍼が望ましい。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

中渚まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:中渚(ちゅうしょ)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE3)、兪穴
  • 英名:Zhongzhu (TE3)


取穴(位置・取り方)

  • 手の背、第4・第5中手骨の間、みずかきの後方、MP関節の後ろの陥凹部に取る。
  • 拳を軽く握り、第4・第5指の間をたどって、関節後方のくぼみを目安とする。


解剖(近接構造)



東洋医学的機能(要点・古典的記載)

  • 清熱利耳:耳疾患や側頭部の熱証に応用された。
  • 通経活絡:手指・肩腕部の経絡を通じる目的で用いられた。
  • 明目利咽:目や咽喉の腫痛を軽減するとされた。


古典的応用例

  • 耳疾患:耳鳴り、難聴、中耳の不調に応用され、有効とされた。
  • 頭痛・偏頭痛:側頭部やこめかみの頭痛に対して改善を図る目的で用いられた。
  • 目赤腫痛:充血や腫れに対し、鎮静を図る目的で選穴された。
  • 手指・肩腕痛:関節炎や手背の腫脹、肩腕部の経絡痛に応用された。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方法:直刺 0.5〜1寸。
  • 古典的記載:耳疾患・頭痛に対して刺鍼された。
  • 灸法:耳や目の疾患に灸を加えることもあった。

※本記事は古典文献を基にした教育的まとめであり、現代医療の効果を保証するものではありません。実際の施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。



禁忌・注意(参考)

  • 皮下に血管網があるため、刺鍼時は出血に注意する。
  • 過度な刺激は腫脹や疼痛を悪化させる恐れがあるため控える。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

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液門まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:液門(えきもん)
  • 経穴:手の少陽三焦経(TE2)、滎穴
  • 英名:Yemen (TE2)


取穴(位置・取り方)

  • 手の背、第4・第5指の間、みずかき部の後縁、指関節の後方陥凹部に取る。
  • 第4・第5中手指節関節(MP関節)の間を触れ、その後方のくぼみに位置する。


解剖(近接構造)

  • 表層:皮膚、皮下組織。
  • 筋肉・腱:総指伸筋腱の間隙。
  • 神経:尺骨神経の手背枝。
  • 血管:手背静脈網。


東洋医学的機能(要点・古典的記載)

  • 清熱解表:外感の熱を散じる作用があるとされた。
  • 利耳目:耳鳴り・難聴や目赤腫痛などに応用された。
  • 通経活絡:経絡の気血を通じ、手指の腫脹や疼痛の改善を図る目的で用いられた。


古典的応用例

  • 耳疾患:耳鳴り、耳聾に応用され、有効とされた。
  • 目赤腫痛:充血や炎症に対し、改善を図る目的で用いられた。
  • 咽喉腫痛:喉の腫脹・疼痛に対して選穴された。
  • 手指の腫痛:特に第4・第5指の関節部の腫れや痛みに対して用いられた。


刺鍼法(古典的記載・参考)

  • 刺入方法:直刺 0.2〜0.3寸。
  • 古典的記載:耳疾患や頭部の熱証に対して用いられた。
  • 灸法:軽度の熱証や関節痛に施灸されたとされる。

※本記事は古典文献を基にした教育的まとめであり、現代医療の効果を保証するものではありません。実際の施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。



禁忌・注意(参考)

  • 皮膚が薄いため、過度な刺激を避ける。
  • 清潔操作を徹底し、感染に注意する。


臨床のコツ・組み合わせ(古典的視点)

※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。