名称
- 和名:青霊(せいれい)
- 経穴:手の少陰心経(HT2)
- 英名:Qingling (HT2)
取穴(位置・取り方)
- 上腕内側、肘窩横紋の上方約3寸、上腕二頭筋内側縁に取る。
- 腕をやや外転し肘を軽く屈曲すると溝が明瞭になるため、その走行に沿って肘窩上方に定位する。
- 心経の走行を意識しつつ、上腕内側の筋間溝を触診して取穴すると取りやすい。
解剖(近接構造)
東洋医学的作用(要点)
主な適応
- 心悸亢進、動悸、不安、不眠などの精神・循環器関連症状。
- 上腕内側から肘にかけての疼痛・しびれ・筋緊張。
- 血熱による皮膚掻痒感や全身の火照り。
刺鍼(実践上の注意)
- 刺入方向:直刺またはやや斜め下方へ。
- 深さ:0.5〜1寸を目安に浅〜中等度。深刺は避ける。
- 針具:0.16〜0.25mm、長さ25〜40mm 程度が一般的。
- 灸法:慢性例の補助として温灸や知熱灸を用いることがある。
- 注意点:深部には上腕動脈・正中神経などが走行するため、刺入角度と深度を厳守し、電撃様痛や強いしびれが出たら直ちに抜鍼する。
臨床のコツ・刺鍼コンビネーション
- 青霊(HT2)は単独使用よりも周辺の鎮静穴や局所調整穴と組み合わせて用いることで有用性が高まります。
- 精神症状(不眠・不安)には神門(HT7)や内関(PC6)と合わせ、動悸や胸部不安感には膻中(CV17)や巨闕(CV14)を併用すると心系症状の落ち着きが期待できます。
- 上肢の疼痛・しびれでは少海(HT3)や曲池(LI11)と連携させると、経絡の通調がスムーズになり、疼痛緩和や運動改善に結び付きやすくなります。
- 皮膚掻痒や血熱傾向には清熱・凉血作用のある曲池(LI11)や血海(SP10)を組み合わせると効果的です。
※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

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