テーマ
取穴(位置の確認)
施術法(基本手順)
- 鍼:関元・気海は軽補法で浅めに刺鍼。三陰交・太谿は補法で温める意識。
- 灸:棒灸や台座灸で温める。特に関元・気海は温灸が有効。
- 頻度:週1〜2回の施術を継続。体質改善を目的とするため数ヶ月単位で行う。
- 姿勢:仰臥位または半仰臥位。下腹部の冷えを防ぐよう保温する。
臨床応用と効果
- 不妊症:腎気を補い、子宮・卵巣機能を高める。
- 月経不順・排卵障害:関元(CV4)+三陰交(SP6)で調整。
- 冷え体質の改善:気海(CV6)+太谿(KI3)の灸で下腹部・下肢の循環を改善。
- エビデンス:不妊治療における補助療法として鍼灸の有効性が報告されている(リラックス効果・血流改善など)。
禁忌・注意
- 妊娠中は使用穴に注意(三陰交・関元などは安定期以降も慎重に使用)。
- 灸痕灸は避ける:温灸・棒灸を用いる。
- 体質改善目的のため、過度な刺激は避ける。
- 不妊治療中の方は必ず医師との併用・連携を行う。
臨床のコツ・コンビネーション
- 関元(CV4)+三陰交(SP6):婦人科の基本コンビネーション。
- 気海(CV6)+太谿(KI3):腎気を補い、冷えを改善。
- 併用例:百会(GV20)を加えて全身の気血調整を図る。
- セルフケア:棒灸を下腹部(気海・関元)に当てると自宅でも継続可能。
※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。
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