臨床テーマまとめ(胃腸障害)

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取穴(位置の確認)



施術法(基本手順)

  • :中脘・天枢は直刺0.5〜1寸、足三里・三陰交は直刺0.5〜1.5寸。
  • :中脘・足三里に温灸を行うと消化機能改善に有効。
  • 頻度:急性症状は毎日または隔日、慢性症状は週1〜2回で2〜3ヶ月継続。


臨床応用と効果

  • 中脘:胃の機能を調整し、胃痛・食欲不振・胃もたれに有効。
  • 足三里:胃腸を強壮し、慢性胃腸虚弱や下痢・便秘に有効。
  • 天枢:大腸の機能を整え、便秘や下痢の調整に用いる。
  • 三陰交:脾胃を補い、消化吸収を改善し、全身倦怠感も緩和。
  • 効果:胃腸運動改善、消化吸収促進、胃腸の痛みや不快感の軽減。


禁忌・注意

  • 急性の激しい腹痛(虫垂炎・腹膜炎など)が疑われる場合は直ちに医療機関へ
  • 重度の消化性潰瘍や腸閉塞では刺鍼禁忌。
  • 妊婦では天枢・三陰交の深刺や強刺激を避ける。


臨床のコツ・コンビネーション

  • 中脘足三里:胃痛や胃もたれに基本の組み合わせ。
  • 天枢三陰交:便秘・下痢など腸機能異常に有効。
  • 百会中脘:ストレス性胃腸障害や食欲不振に。
  • 生活指導:暴飲暴食を避け、冷え・過労を防ぐことを必ず指導。

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