名称
- 和名:顖会(しんえ)
- 経穴:督脈(GV22)
- 英名:Xinhui (GV22)
取穴(位置・取り方)
- 頭部前正中線上、前髪際後方2寸に取る。
- 神庭(GV24)と前頂(GV21)の中間にあたる(神庭GV24と百会GV20を3等分した1つめ)。
- おおよそ頭頂部と前頭部の境目付近で、軽く触れると骨の縫合部(冠状縫合付近)に位置する。
解剖(近接構造)
東洋医学的作用(要点)
主な適応
- 頭痛、頭重感、めまい。
- 鼻閉、鼻炎、鼻出血。
- 癲癇、昏厥、てんかん様症状。
- 精神不安、不眠、焦燥感。
刺鍼法(安全重視)
- 刺入方向: 後方または下方へ向けて斜刺。
- 刺入深さ: 0.3〜0.5寸(約5〜10mm)。
- 灸法: 良好。温灸・知熱灸により頭部の気滞・鼻閉に効果。
- 注意: 浅層に頭蓋骨があるため、深刺を避け、軽刺激で行う。
臨床のコツ・刺鍼コンビネーション
- 顖会(GV22)は、「前頭部〜鼻」の症状に特に効果的な経穴であり、頭部正中線の中でも清頭通鼻・安神鎮静を主な作用とします。
- ① 鼻閉・鼻炎: 顖会(GV22)+上星(GV23)+迎香(LI20)+攅竹(BL2)
- ② 頭痛・頭重: 顖会(GV22)+前頂(GV21)+百会(GV20)+風池(GB20)
- ③ 不眠・精神不安: 顖会(GV22)+神庭(GV24)+神門(HT7)+内関(PC6)
- ④ 癲癇・意識障害: 顖会(GV22)+百会(GV20)+水溝(GV26)+中衝(PC9)
- 顖会は「風を熄(や)め、神を安んずる」とされ、気が上衝して頭部に滞った際の調整点として臨床的に重視されます。
※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

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