目窓まとめ:効能・取穴・関連症状

名称

  • 和名:目窓(もくそう)
  • 経穴:足の少陽胆経(GB16)
  • 英名:Mucang (GB16)


取穴(位置・取り方)

  • 前頭部、瞳孔線上。
  • 前髪際から入ること1.5寸、神庭(GV24)から外方2.25寸に取る。
  • 頭臨泣(GB15)からさらに後方へ1寸進んだ点。


解剖(近接構造)

  • 表層:皮膚、皮下組織。
  • 筋肉:前頭筋、帽状腱膜。
  • 神経:眼神経枝、顔面神経前頭枝。
  • 血管:眼窩上動脈・静脈の枝、浅側頭動脈枝。


東洋医学的作用(要点)

  • 清頭目:眼精疲労、頭痛、めまいに効果。
  • 鎮静安神:精神不安や不眠の改善に用いられる。
  • 通竅:鼻閉や涙目など感覚器症状に応用。


主な適応

  • 頭痛(特に前頭部、片頭痛)。
  • 眼疾患(眼精疲労、充血、流涙)。
  • 鼻炎、鼻閉、花粉症。
  • 不眠、ヒステリー、精神不安。


刺鍼(実践上の注意)

  • 刺入方向:後方へ向けて平刺。
  • 刺入深さ:0.3〜0.5寸(約5〜10mm)。
  • 灸法:温灸や棒灸も可。
  • 注意点:血管や神経が近いので深刺を避ける。


臨床のコツ・刺鍼コンビネーション


※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

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