名称
- 和名:後頂(ごちょう)
- 経穴:督脈(GV19)
- 英名:Houding (GV19)
取穴(位置・取り方)
- 頭部の正中線上、後髪際の上方5.5寸に取る。
- 百会(GV20)から後方へ1.5寸のところに位置し、後頭部のやや上方にある陥凹部。
- 座位または伏臥位で頭をやや前屈させると取りやすい。
解剖(近接構造)
東洋医学的作用(要点)
主な適応
- 頭痛、後頭部痛、頭重感。
- めまい、耳鳴り、鼻閉。
- 不眠、神経症、不安感。
- 高血圧に伴う頭部の熱感やのぼせ。
刺鍼(実践上の注意)
- 刺入方向: 前方(百会方向)またはやや下方へ斜刺。
- 刺入深さ: 0.3〜0.5寸(約5〜10mm)。骨に当てないよう浅めに刺入。
- 灸法: 有効。温灸や知熱灸で後頭部の冷え・風邪症状を改善。
- 注意: 深刺すると骨膜刺激や神経痛を誘発することがあるため、浅刺を基本とする。
臨床のコツ・刺鍼コンビネーション
- 後頂(GV19)は百会(GV20)のすぐ後方にあり、頭部督脈の「風邪を散らし、心神を鎮める」要穴です。 精神的ストレスや高ぶり、睡眠障害、頭部充血に対して効果的です。
- ① 不眠・神経過敏: 後頂(GV19)+百会(GV20)+EX-HN1(四神聡)+神門(HT7)
- ② 頭痛・頭重感: 後頂(GV19)+風池(GB20)+天柱(BL10)+合谷(LI4)
- ③ めまい・耳鳴り: 後頂(GV19)+百会(GV20)+翳風(TE17)+完骨(GB12)
- 軽めの刺激でも効果が得られるため、細鍼・浅刺が基本。 特に睡眠導入や精神安定を目的とする際は、灸や温熱刺激との併用が推奨されます。
※本サイトは東洋医学における経穴の学習を目的としています。実際の鍼灸施術は必ず国家資格を持つ専門家にご相談ください。自己治療として刺鍼を行うことは危険ですのでお控えください。

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